大自然の豊富な資源。水・空気・植物、あらゆる環境が食材を良質に育て、海岸部では「海霧」と呼ばれる、暖かく湿った空気が冷やされ水蒸気となって発生する霧が植物にミネラルを与え、それを食べて育つ牛や豚の肉質・味が良くなります。またオホーツク海から太平洋をまたいでいる漁場では宗谷暖流と東樺太海流、千島海流(親潮)など様々な海流が良い漁場を形成し、多種多様な魚の宝庫となっています。
根釧の自然すべてが、美味しさに味方してくれているのです。忘れてはいけないのは昆布。そのダシは日本一と呼ばれるほど濃厚で、料理はもちろん、美味しいウニや貝のエサにもなります。まさに、根釧食文化の影の立役者なのです。
そして情熱を持った生産者や職人、料理人が腕をふるって育て上げてきた知恵や食文化、作り手の心がすべての根底にあります。